心(むね)に染む 切々経(ぜぜきょう)の音 滴滴と 一音一仏 宇宙(そら)を揺るがす
宝滴005
本文
心(むね)に染む 切々経(ぜぜきょう)の音 滴滴と 一音一仏 宇宙(そら)を揺るがす
形式
#短歌
カテゴリ
#1.仏法・教義
ラベル
#音 #仏 #宇宙 #声
キーワード
#切々経 #一音一仏 #滴滴 #宇宙に響く
要点
一つひとつの読経の音声が仏そのものであり、宇宙を揺るがす。
現代語訳
心に沁み入る理趣経の読経の声。その一音一音は仏そのものであり、雫のように穿って宇宙全体を揺るがす。
注釈
一音一仏:一声一仏の思想。声明の一音に仏が宿るという信仰。
解説
読経の声を宇宙的な規模で捉える密教的感性が表れている。音と仏と宇宙の三者を一体化させる哲学的詩句。